こんにちは。
今日は私が測量士試験を独学一発合格した際に役に立った参考書を紹介していきたいと思います。
測量士試験対策で独学で一番悩むのが、どの参考書から手を付けよう…ですよね!
お金かけたくないから独学を考えているのに、参考書に関してあまりに情報が少なすぎる。
わかります!なので、ここでは、私が本当に買ってよかった参考書を、学ぶ方のレベルに合わせてご紹介できればと思います。

あくまで、私の個人的な感想ですので、絶対ではありません。
参考として考慮いただき、それぞれ皆さんにあった参考書をお買い求めくださいね!
1,独学中の独学 初めて測量の世界に足を踏みいれる方向け
素晴らしいです!この業界に足を踏み入れ、資格取得まで検討するなんて本当に高い志ですね!
私も初めて測量の資格を取ろうと思ったきっかけは、仕事で時々測量の手伝いをする機会があり、少しのミスが施工全体に大きな影響を及ぼしてしまうことを知って、せっかく携わるならきちんと学びたいと思ったのがきっかけでした。
でも、正直何から学べばいいのかさっぱり。なので、まず測量士補の資格取得を目標に勉強を始めました。その際の参考書は測量士の資格勉強の際もたびたび基礎を思いだすために役立ちましたので、いきなり測量士試験を受ける際にも測量がどんなものか知るには、お勧めかと思います。
①測量入門
これは本当に買ってよかったなと感じています。測量士試験を受けるときに生半可な知識では絶対受からないとおもったので、この本を買ってきちんと基礎を身に着けたいと思いました。
イメージとしては教科書のような感じでしょうか。
測量の基礎から、種類、機械の取り扱いまで書かれているので、実務で見落としがちなこともここで学べたと感じています。実際の測量士試験では、とりわけ午後の選択問題で実務に関した問題が出てきます。実際の測量業務全体がわからないと何を聞かれているのかわからないでしょう。
その面でもこの本はとても丁寧な説明なので、測量業務をイメージするのに役立つと思います。
②測量士補合格ガイド 第4版
これは測量士補試験の問題ですが、説明が割とわかりやすく、測量士補試験の問題の流れをつかむことができます。なぜこれが測量士試験にも役立つかというと、測量士試験の午前の形式は測量士補試験とほぼ同じだからです。この参考書は実際の試験と同じような配列で説明、問題という流れなので、範囲が広すぎて午前の問題の傾向を掴みにくいといういう方に試験の概要を理解するのに役立つと思います。
ただ、注意していただきたいのが、これは測量士補試験対策なので、この参考書の問題を解いて理解して、までいくとく(もちろんできたらいいとは思いますが)あまりに時間がもったいないので、説明の部分をよむと測量士試験の午前の範囲の流れがつかみやすい&測量士試験にも必要な基礎的な知識をまとめてくれている、という観点で読んでくださいね。
③よくわかる測量
これ、正直私はほかの人に勧められて馬鹿にしてましたが(笑)すみません。
初めて学ぶにはすごくわかりやすかったです。
なぜ測量が必要なのか、測量で何がわかるのかわかりやすく説明されています。私もそうだったんですが、手を出し始めは、もう、なにが何だか…というときにこの本は割と気楽に読めて、なおかつ勉強になってよかったです。内容としては基礎ですから、ほかの参考書とも重なる部分も多々あるので、まずは気楽に測量について知りたいって方にはお勧めです。
最近出てきた新しい測量技術もわかりやすく説明してくれています。
ここまでで基礎ですね。測量がどんなものか理解したら、今度は試験対策のテキストを見てみましょう。
2,測量経験者、測量士試験向けテキスト
ここをご覧になっている方は、測量をすでにある程度知っている方、また、測量士補の試験受験済みの方かと思います。
基本的な知識の参考書はもういいよという方に、測量士試験に私がお勧めする参考書をご紹介したいと思います。
1,「受験テキスト、測量士・測量士補科目別試験模範回答集」
こちらは日本測量士協会で出している測量士試験対策の唯一ともいえるくらい有名なテキスト&過去問とその説明集です。
日本測量士協会のホームページで例年10月頃に最新版を購入できますが、私が12月に買おうと思ったところ売り切れでした。
日本測量士協会リンク→ 公益社団法人日本測量協会 国家試験受験参考書
私は、楽天ブックスで旧版のものが売ってますので、それを購入し、1年前の試験に関してはネットから印刷して使いました。
①受験テキスト
高いから、買わなくてもいいよって方もいますが、私は買ってよかったなと思っています。
この本の何がお勧めかというと難解すぎるくらい、幅広い説明が乗っているということです。
幅広い説明って…その勉強意味あるの?って思いましたか?(笑)
確かに実際測量士の試験として出てくるのはこの大量な範囲からわずか一部分かもしれません。でも、裏を返せば、ここに書いてあることからほぼ出てくる、ということです。
測量士試験の大きな特徴として過去問から同じような問題が出るというのは聞いたことがあるかもしれませんが、全く同じ問題はほぼ出ません。でも、似通った問題はその問題に関連した知識の前後、あるいは関係した知識の中から出るということです。
そういう観点ではこの参考書は全体の中の問題の位置を理解するのに役立つと思います。
また、過去五年にどの分野からどんな質問がでたのか一覧になっているので、来年の傾向を知るのにも役立つと思います。

この出題の一覧表でわかるのが、本当に最新の技術からはもれなく問題が出題されている。
ということでした。
確かに試験には出ないような情報も多く載せられていますが、筆者は、時間のある時に読んだところが問題で出たという経験もありますので、買っておいてよかったと感じています。
②測量士・測量士補科目別試験模範回答集
5年分の過去問と模範回答集が記載されています。
近年の測量はどんどん新しい技術が取り込まれています。古本でも安く買うことはできますが、古くても去年までのものにしましょう。
あまり古い過去問を解いても、すでに使われていない技術だということもあります。注意しましょう。
2、「分かりやすい測量の数学 行列と最小二乗法」
測量士試験で難しい内容の一つが、数学の計算問題ですね。
こればかりは公式を理解していないと解けません。私は高校で数学ⅢCは履修しなかったのでさっぱりでした。本屋さんに行っていろんな数学の参考書を見ましたが、測量に関係する行列とかは何となくわかるんですが、測量時の計算でどう応用するかを理解するのが一般の教科書では難しいと感じました。
その点、この本は測量に関してですので、学んでおいて損はないと思います。
しかし、午前の全体の中でこの行列が出てくる問題は全体のほんの2,3問。数学が苦手という方は正直捨ててもいいかなと思いますが、(その分ほかの知識を増やして、ほかの問題を確実に溶けるようにするのもありだと思います)でも、出る確率は相当高いので、きちんと理解しておけば確実な得点につながりますよね!
この本は割とわかりやすくて、よかったです。
ただ、現在は冊子版は発行されておらず、電子版のみの販売となっています。
この難関試験、本当に参考書がないんですよね。
でも私が思うのはあまりに範囲が広いので、単に覚えて終わりにすることも時には必要です。
難解な知識をすべて覚えることは私には無理でした。
なので、自分が解ける問題をいかに増やすかが私は合格への大きなモチベーションになったと感じています。

私は測量士補試験の経験をもとに、最初はひたすら過去問を解いていましたが、
この試験はそれだけでは無理だということに気づきました。
一問解くごとに、併せてよく出る公式や、単語も意識して覚えるようにしました。
最初は全然わからないので、回答と、解説を見ながらですが、だんだん自分の力で解けるようになりましたよ!
3,まとめ
初級者編と経験者編でまとめてみましたがいかがだったでしょうか。
実際のところ私はもう少し買ったんですが、、とりあえず今のところ思い出せるかって良かった参考書を紹介させていただきました。
また思い出したこと、周りの人が使ってよかったという参考書があったら随時更新していく予定でいます。
なかなか参考書選びから難航するのが子の測量士試験ですが、よい計画と、確実な勉強は合格への大きな一歩になります!
ぜひ諦めることなく、一緒に頑張っていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!
コメント