こんにちは。ひろろです。
独学でこの試験受けるにあたって、ぜひとも同じように頑張ってい仲間が欲しいものですよね。
自分が今やっていることが、他の人と比べてどうなのかぜひ知りたいものだと思います。なので、今日は私が独学一発合格した際にどんなスケジュールで乗り切ったのか、参考になればと思い、書いてみることにしました。
結論から言うと、私の場合は合格まで勉強としてかけた時間は半年です。
ほかのブログを見ると、三か月だの一か月だの書いてありますが、過去問を見た瞬間、これは私には無理だと感じました。でも、コツコツタイプではないので、そんなに早く始められるほど勤勉ではない(笑)
では一体いつから始めたら何とか間に合ったのか、参考になればうれしいです。

半年前の12月
はい。すみませんがここから始めさせていただきます。
実際この場面では、まだ勉強らしい勉強を始めていませんでした。年末で仕事も忙しかったですし、正直この試験自分が独学で受けて本当に受かるものなのか、通信講座に申し込んだほうが確実なんじゃないかものすごく迷っていた時期でもあります。
でもいずれにしても、受けることは決めていたので、道具に慣れておくのは大事と思い、
まずは電卓を買いました(笑)真っ先にしたのがこれでした。
測量士試験で使用が認められているのは、カシオSL-300A-NとカシオSL‐930GT-Nになります。
ですね。
これを使って試験を受けるのかという現実味がわきますね!
そして、とりあえずテキストらしいテキストがないので、日本測量協会が販売している、国家試験受験テキスト&過去問、模範回答集を買いました。残念ながら最新版は売り切れとのことだったので、他のサイトで一年前のものを購入しました。
日本測量協会 公益社団法人日本測量協会 出版物、各種用紙
自分としては去年のものは国土地理院のホームページに記載されているので、型落ちでも十分と思います。
↓国家試験受験テキスト
↓過去問&模範解答
あとは、私はこの測量士試験にチャレンジする1年前に測量士補の試験も受けたのですが、その際のテキストも測量士の試験とは全く違うものの、基礎を思い出すという点で読み返したりしていました。
実際測量士国家試験受験テキストと科目別模範回答集が届いてから、ぱらぱらと見たのですが、難しすぎる。
範囲も膨大で、全然わかりませんでした。なので、もう半年しかないことを考え、この時期はあえて試験勉強というよりも、試験対策のために、過去問を見て、どんな傾向で問題が出ているのか、自分がすでに知っている分野はどこで、どの分野は全く知らないのか、どの時期までにどの程度進めたいか試験に対しての自分の立ち位置を理解し、試験勉強の計画を練るのに費やした感じです。
わからない時って、テキスト見れば見るほど焦りや不安がありましたが、後々考えるとこの時期にパラパラと見て、何となくの全容を理解して、大体の計画を立てておいたからこそ、試験が近づいてきたときに自分が全体の何%くらいの進捗状況なのか目安にでき、よかったんだと思います。

もう、12月なんて勉強のべの字もできませんでした。道具そろえて満足してしまう悪い癖も発動し、12月半ばにさすがにヤバいと感じました。本当に怠惰なんです。。
全体をみて、私が立てた大体の計画は、
- 1月→午前問題の最初から、インプット、過去問でアウトプット、分からない所の確認。
- 2月→同じくインプット、アウトプット 午前の過去問最後まで一通り行い、出題傾向を理解し、苦手な分野をはじき出す
- 3月→苦手分野の補強。後半は午後の問題も手を付け始める。一通り解いてみて傾向を知る。
- 4月→午後の必須問題は確実に解けるように、選択問題決める。
- 5月→最後の追い込み。その時感じた必要な対策を取る。
こんな感じのイメージでした。

1月 願書提出! 勉強開始!!
1月の正月が過ぎたらすぐに願書を郵送で取り寄せました。割とすぐ届くので、すぐに必要事項を記入して郵送しましょう。

期日は絶対ですし、不備があれば受験できません。ここは早めに出しましょう。
受験票にもなるはがきが入っているんですが、受験票は試験当日も持参し、机の上に置いておくので、自分のこだわりとして、テンションの上がるかわいい切手を貼りました。
去年の測量士補試験の時もそうだったんですが、試験当日って、なんか急に不安がこみ上げるんですよね。周りみんな頭よさそうに見えるし。
でも、なんかその時にこの受験票に貼った切手見たときに、ふと願書書いた時の気持ち思い出して、「そっか、自分1月から頑張ってきたんだ」って自分の努力思い出して、なんか頑張ろうって思えたんですよね。完璧余談ですが(笑)
さて。願書を書いたらやる気が出てきました。
最初に取り組んだのは午前の過去問でした。もちろん、全くわからないので、質問を見る、自分なりに考えてみる、答え選ぶ→答えと解説読む。の繰り返しでした。
一通り一年分すると、どんな感じの試験なのかわかると思います。
五年分これをすると、何となく傾向がつかめた気がしました。
もちろん答えなんて全然わかりません(笑)
でも、何回か問題を解くうちに、読む解説書も、同じような部分から似通った種類の問題や計算問題が出るところがあるので、そういうところは解説書や問題の模範解答の意味をしっかり理解するように励みました。
何となく点と点がつながるような感じでした。
ちなみに1月はスタートということもあり、週日は2,3日、夜に2時間くらい、週末にまとめて5時間くらいのペースでした。
2月、3月 インプット&アウトプット ここが一番の頑張り時!
この二か月はめちゃくちゃ頑張りました。
インプットがなかなか追いつかないけど、参考書を読むだけじゃなくて、アウトプットもこなしていかないといけないので、一番焦ったり、もう無理かもと思った時期でした。
本当に範囲が広いので、参考書なんて読めば読むほど知らない所もあったりして、きりがないんですよね。
なので、本当は測量士になるために理解していたほうがいいのかもしれないけど、試験に一切出ない傾向のところはもう、読みませんでした(笑)
働き始めてから必要なところはその時学ぶでしょう。
過去問解いて、どうしてもわからない所とかは、必要な参考書を買い足したりもした時期ですね。
私は行列がどうしてもよくわからなかったので、この本が皆さんお勧めということで買いました。
「わかりやすい測量の数学 行列と最小二乗法」
この本があったから、行列の計算問題を苦手のままにせずに済んだと思っています。
私は日頃夜の落ち着いた時間に試験勉強してましたが、そんな貴重な時間にこの本をじっくり読み時間はさけなかったので、仕事の移動の時間や、休憩時間、隙間時間はなるべくこの本を読んでますた。
あとは、この時期、過去問ばかりしていると自分にあまりに基礎がなさすぎることを実感したので、今後を考えて本屋さんに行きましたが、本当に測量に関する本がない。
でもこの本はとても親切で、内容も簡単すぎずお勧めです。
「測量入門」
もう勉強嫌!!! って時に、気分転換に読めて、尚且つこういう仕事を自分はしたいんだというモチベーションにもつながりますよ。
この時期は平日なるべく毎日、過去問を少しでも進めて、三月後半は一日過去問一年分(午前のみ)するくらいの勢いで取り組んでいました。集中できる日は三時間くらい、集中力なかったり、疲れてたりの日は一時間の時もありました。
週末は家族の協力もあり、午前はしっかり勉強、午後は家のことして、夜に三時間くらい頑張ったかもしれません。
でも、毎日、毎週頑張れたわけではないので、実際12月に立てた計画のように午後まではとても手が届きませんでした。
この時点での午前の合格率は平均60%くらいでした泣
頑張ってる割に点につながらない。一番つらい時期だったかもしれません。
4月 午後の対策スタート
もう時間もないので、午前ばかりに力は傾けられません。午後の対策もスタートしました。
午後は午後で、なんでこんなに難しいの泣
しかも記述式。投げ出したくなりませんか?
もう全部は間に合わないかもしれないけど、必須問題は何としてでも書けるようにしたいと思い、必須問題(必死)+ほかの選択問題(なんとなく)を最初の頑張りました。
一通り選択問題を解くと傾向がわかるので、自分が何を選択したいのかわかる気がしました。
あと、一回目は全く書けなかった問題も解きながら解説書を読んで取り組んでるうちに、午前の範囲とも被るところがあることに気づいてきて、ここで初めて午前の問題を理解しながら必死に二か月かけて解きまくったことを感謝しました!

この辺で点と点が繋がってきて、全体像が見えてきました。全体像が見えると、問題を作る人が、何を重視しているのかわかると、膨大な範囲の中からも、さすがにここは問題にならないだろうという当てもつくようになります。
午後の特徴としては午前の後に1時間の昼休憩があるので、その時間に自分の苦手分野を見直せる簡単なノートづくりもお勧めします。
もちろん、午後だけでなく、午前の問題を繰り返し解いて反復で勉強することも忘れてませんよ。
この月の勉強の比率は午前対策2割、午後対策8割くらいでしょうか。
でもまだまだ合格率はそんなに高くなかったです。

いよいよ5月! ラストスパート!!
もう一か月ないのかと思うと、必死ですよね。
ゴールデンウイークはもう缶詰でした。朝も午後も、夜も!本当。自分ってこんな集中力があったんだってくらい。それだけ必死だったんですけどね。
ひたすら過去問+派生問題を解いて、間違えたところはなんで間違えたのかチェックし、理解の甘いところを補強しました。
もうこの時期になると、過去問も見慣れてきて答えがわかってしまうので、もしもこの問題がこうなっていたら、というようにとにかく実際の問題で応用が利くようにもイメージしながら解いてました。
できるときは実際の時間もはかりながら、試験当日の時間配分もできるようにイメージトレーニングしてました。
何となく、形になっていくものですね。
能力の限界もあり、100%対策ができたわけではありませんが、精一杯は尽くしたといえる半年でした。
試験前日
緊張のあまり何をしようかと思いますが、この日はもうあんまり勉強しませんでした。
したのは公式を確認することと、午後の筆記でいつも自分が間違える漢字の確認とか。
持ち物のチェックをして早く寝るようにしましょう。
試験当日
もうドキドキですよね。
この部分はまた違う回でご紹介できたらと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
これは私の場合の一つのケースですが、皆さんそれぞれ土台や能力が違うので、自分なりの方法、自分に合った勉強法が一番いいと思いますので、この人はこういうスケジュールだったんだくらいで参考になればうれしいです。
私がブログを書き始めたのも、こういう試験の独学って何より、励ましあえる友がいないっていうのが一番不安でした。
ほかの方のブログ読んで、この人も頑張っているから私も頑張ろうって自分をよく励ましていたものです。
なので、この経験が、ぜひ今独学で頑張りたいと思っている方に、少しでも励みになればうれしく思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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