103年ぶりの「2桁勝利&2桁本塁打」への偉業にむけて、本拠地にアスレチックスを迎えて「2番&先発投手」の二刀流で試合に臨む大谷翔平
先発のマウンドでは、敵地よりも本拠地での成績が良いことから、10勝目の期待が大きく膨らむ!
初回(2K)、先頭打者への初球、外角低めへ丁寧にコースを突いた92マイルのストレート
打ち上げてレフトフライに打ち取り、簡単に1アウトを奪った。
続く2人の打者を、スライダーとスプリッターで連続三振!
調子が良さそうだ!

2回(1K/3K) 2アウトから2塁打を打たれたが、セス・ブラウンをスプリッターで三振に仕留めた!

3回(1K/4K)の先頭打者、ゴームズにホームランを打たれてしまった…。
直後の打者を3塁ゴロに打ち取ったかに思えたが、3塁手メイフィールドのエラーでノーアウトのランナーを出してしまった。
次の打者をファーストゴロだったが、2塁へ送球しようかと一瞬悩んでしまう。
ファーストへのカバーが遅れたが、微妙な判定はアウト
バッターランナーは一塁にヘッドスライディングするも、ベースタッチの直前に一塁手がランナーにタッチしていた。
次の打者を三振に仕留め、2アウトランナー2塁
アスレチックスの主砲オルソンに対して、エンゼルスベンチは申告敬遠を選択した。
大谷はベンチにむかって、「やれるよ!」と言うようなジェスチャーで微笑んで見せた。

続く4番打者のカナをボテボテのキャッチャーゴロに打ち取り、この回を最少失点で抑えた。
4回(2K/6K)の先頭打者をスプリッターで三振に仕留めた。

しかし、次の打者にホームランを打たれてしまった。
その後、ツーベースを許したが、三振とサードゴロでこの回を終えた。
5回(0/6K)は、三振こそ奪えなかったが、3人で簡単に終わらせた。
6回(0/6K)も三振は奪えなかったが、1アウトからランナーを出してもゲッツーで簡単に終えた。
7回(3K/9K)は、圧巻の三振SHOW!
この回の先頭打者を外角に落ちるスプリッターで三振

次は、ワンバウンドするほど落ちる90マイルの高速スプリッターに空振り三振

この回最後の三振は、2ストライクからの3球目
真ん中から鋭く落ちる89マイルの高速スプリッターはパーフェクト!
三球三振だった。

8回(1K/10K)
先頭打者にフォアボール…(嫌な予感)
次の打者をサードゴロに打ち取ったが、3回に申告敬遠をしたオルソンに3ボール(ノーストライク)としたところで、再び申告敬遠となった。
次の打者には、初球をデッドボール
1アウト満塁の大ピンチとなってしまった。
しかし、次の打者は初球を簡単に打ち上げて、ショートフライに打ち取った。
投球数を100球を超え、恐らくこの回が最後の投球になるだろう。
疲れもピークだと思われる106球目に99マイルのストレート!
大谷のターボエンジンに火が付いた!
2ボール2ストライクから、最後も真ん中から鋭く落ちる見事なスプリッターで三振を奪うと、大谷は雄叫びをあげて右の拳を何度も力強く固めた!

大谷は、8回(108球)5安打2失点(10奪三振)で降板
エンゼルスはこの回まで無得点、大谷も2打数ノーヒット(2四球)だった。
それでも、エンゼルスは9回に2点を奪い、大谷の負けはつかなかったが、10勝目も達成できなかった。
試合は、延長10回でアスレチックが勝利した。
久しぶりにスプリッターが冴えわたる素晴らしい投球だった。
偉業達成は、次回に期待したい。
大谷翔平ダイジェスト YouTubeチャンネル:2021 bb
試合後のインタビュー YouTubeチャンネル:Starr Cards